2013年4月26日金曜日

不思議な人々

昨日で今月の仕事が終わり、連休。
そして、5月は休みを取ったので、36日間の休暇に突入である。

休暇と言ったって、在宅療養中の病人のケアに休みはないから完全に休みではないが、
この1年余、まとまった時間が取れないことで積み残してきたことをかなり処理することができるだろうと期待している。

とりあえず初日は、スーパー銭湯に行って年末から悩まされている腰痛&神経痛を癒し、
安売りスーパーに買い出しに行こう、と計画していたのだが・・・


夫が利用しているサービス事業体に「訪問看護ステーション」というものがある。
医師の指示のもと、看護師や作業療法士、理学療法士などを、在宅療養中の利用者に派遣する、というものである。
去年6月に在宅療養に入る際、大学病院から紹介されて利用を始め、
今は看護師週2回、作業療法士、理学療法士各週1回来てもらっていたところが、
先々週(4/12)になって、今月いっぱいでうちに来るのをやめたい、と言ってきた。
担当看護師が「私が内勤になるので」別の事業所の看護師を紹介するというのだが、
それだけでは問題がある。
今の法制度の中では、「同じ日に複数の看護ステーションが入ることはできない」から、看護師が交代してしまうと、前の事業所から来ていた療法士が同じ日に入ることができず、夫はリハビリを受けられなくなってしまうのだ。
従って、「やめる」というのは受け入れられない旨伝えていたが、
4/19に紹介したいという看護ステーションの代表を連れてやってきた。
夫はその人と別途時間をとって話を聞き、お願いしても大丈夫だと確認はしたものの、
リハビリの継続や、新しいステーション側でも今の人に残って加わって欲しいという意向がある、などの課題が解決しないため、一昨日4/24に看護師が来たときにもう一度継続を依頼したが、
それは難しいというような話だったので、
やめるなら責任者に納得のいく説明をしてもらいたい、と要請し、看護師が持ち帰って返答する、ということになった。
ここまでの先方とのやり取りは、すべて夫が自分でしていて、私は関わっていないが、
責任者が来るときは同席しなければ、と思っていた。

次の来訪日がきょうだったわけだが、今朝になっても、責任者が来るのか来ないのか、
来るならいつなのか、という連絡はなかったので、「きょうはないもの」と判断し、
スーパー銭湯行を目論んでいたわけだ。

あれやこれやしている内に看護師が来る時間になり、やってきたF看護師に夫が
「きょうはひとり?」と聞くと、「あとから来ます」とのこと。
誰が何時に来る、とは言わない。
きっと責任者が間もなく来るのだろう、と思い、銭湯は断念して待つことにしたが、
1時間経過しても誰も来ないので、「いつ来るの?」と聞くと、
3時半ごろには、ってもう過ぎてるし。
そうこうするうちに、療法士も自分の仕事をしにやってきた。
彼に聞いても「今向かっています、ハイ」。なんなんだ。
そしてF看護師は自分の仕事が終わったので事務所に帰ると言う。
え?来週来るのか来ないのか結論出てないのに?
もう来ないなら、それなりに、ご挨拶もするんじゃないの?
きょうの連絡をして来なかったことについて、未だ何も言ってもらってないし、
蕎麦屋の出前みたいな人が来るまで、ここにいるべきなんじゃない?

結局責任者がやってきたのは、さらに10分以上あとだったか。
この責任者、S会G訪問看護ステーションの山本所長なのだが、
この4月に着任したばかり、うちにくるのは初めてだが、挨拶は、
「初めまして~、山本ですぅ」だけだった。
これまで、看護師やらヘルパーやら業者やら、何人もの人たちがうちに来たけれど、
ヘルパーを含めて名刺を出さなかったのはこの人が初めてだ。しかも所長。。。

山本氏、「説明をしにきたんでしょ」と言われるまで、なにも言わない。
そして口を開いたかと思うと
「次の看護ステーションが見つかりましたので、5月からお宅に来ることはできません」
と言う。それって、説明じゃないでしょ、
どうしてくることができないのか、説明して下さい。
「ですから、次の看護ステーションが見つかりましたので、5月からお宅に来ることはできません」
来られないという状況があって、替わりを探して、見つかったから手を引く、
というのが普通の流れじゃないのか、
だとすれば、なぜ来られなくなったのか、と聞いても、
「次の看護ステーションが見つかりましたので、5月からお宅に来ることはできません」
を繰り返す。責任者に説明して欲しいから来てもらったのに、
これじゃだめだよね、というと、
「私は説明に来たのではありません、宣言しに来たのです」
と来た!えええええ?
サービスの継続・停止は利用者の意向が尊重されるべきではないのか、と言えば、
「いいえ、事業者も主体です。会社がそう決めましたので、そういたします」
である。
通常こうしたサービスを受ける場合は、契約書を取り交わすし、
それがないとサービスは提供されない。
サービスの停止についてはひと月の猶予をもって書面で通告するのが常識ではないか、
というと「看護の場合はそういうことはありません!」と断言。そうなのか?
生憎契約書が手元になかったので、その根拠を文書できちんと示すように求めたが、
やるともやらないとも言わない。
夫も私も、いろいろ言い方を変えてアプローチしたのだが、
山本氏は人の発言を途中で遮り、オウムのように同じことを繰り返すばかりのうえ、
看護師も療法士も、上司には逆らえないとばかりにじっとだんまりで、
こちらも呆れて何も言えなくなった。

  なんだか、とにかくうちの仕事をやめたがっているような感じだったけど、
  こちらとしては別にその本当の理由を知りたいわけではなく、
  こんなに急に「やめます」ということの理不尽さを認め、
  「人の手当てがどうしてもつきませんので」とか「経営上の理由で」とか、
  もっともらしいことを言ってくれればよかったのだけれど、
  そういう普通のやりとりがまったくできなかった。
  お蔭でますます、そういうヘンな態度をとるのが、人物の問題なのか、
  会社の問題なのか、別の何かがあるのか、勘繰りたくなってしまった。

しばらく無言で対峙していたところ、この山本氏
「それでは私たちはそろそろおいとまさせて頂きます」と言い出す始末。
それを言うにしても、まともな人間なら
「この度は利用者様にもご迷惑おかけすることになりますがなにとぞ。。。」
とか前置きをするものだと思うが、一切なしなのだ。
結局夫がF看護師の方に話をふり、少し言葉を引き出したうえで、
いかに彼女が夫の信頼を損ない、落胆させたか、というところは伝え、
夫が「おいとましたいならさっさと帰れ」と言ったら、
「それでは失礼いたします」
と帰って行った。。。。 挨拶なしかよ。。。。
「これまでご利用ありがとうございました。どうぞお大事になさってください」
くらい言えないの?


あとからいろいろ思い返しても、彼らの対応は不思議だったとしか言いようがない。
こういうとき、若いころなら、自分が嫌な思いをしたことの腹立たしさが残るのだろうけれど、
そういうことは今はあまり感じなくて、どうしてああなっちゃうんだろうなあ、
ああいう上司の下で働くのは可哀そうだなあ、ああいうのばっかりだと世も末だなあ、
とかいうことを思う。

これまでもいろんな事業者やサービスマン、ヘルパー、看護師に呆れることはいっぱいあったけど、その中でも今日のケースは際立っていた。

それにしても・・・
連休の混雑が始まる前に天然温泉スーパー銭湯に行き損ねたのは残念だ。


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