2017年8月31日木曜日

夏の思い出

8月ももう終わり。
月初こそ暑かったけど雨が多くて猛暑にはならず、なんとか今年も生き延びたかな。

猛暑の予報だったから、8月は少しは仕事を入れない日も作っていた。
以前だったら休みといえば、目覚ましをかけずに思い切り寝て、起きたら自分のペースで片付けものをしたり、ちょっと手の込んだ料理を作ったり、猫とゴロゴロしたり、カフェにでも行って本を読むとかで一日過ごしたものだ。


いまは病人のスケジュールに夏休みもなにもないから、こちらも夏休みというほどのこともなく、たまった書類の片付けをしたり、雷でステレオアンプがどうやら壊れてそのあとの対応をしたり、呼吸器の会社の担当者が替わって挨拶に来ると言っていたのに来なかったり、なんてことで日々が過ぎていった。

ひとつ変わったことをしたといえば、フェイシャルシェービング、所謂顔そりなるものをやってみたくらいか。行きつけの百貨店から系列の店舗の特典案内のはがきが来たので行ってみたのだ。シェービングは20年前の結婚式前に一度だけそういうサロンでやったことがあり、そのときもお肌がツルツルスベスベになって気持ちが良かった記憶があり、トリートメントが特典で付くしこれを「夏休みのイベント」にした。

日頃の寝不足もあり、お昼寝しているうちに終わってしまったけど、確かにお肌はツルスベになり、お化粧のノリも良くなった。月に一度くらいやるといいそうで、次の予約も誘われたけど、こちらは「イベント」なのでお断りして帰った。


月末の5週目も仕事を入れない日を作ったものの、さてどうしようか、となってしまった。久しぶりにぎんぶらでもして、新しくできた商業施設を冷やかしたり、ヴァイオリンの楽譜を物色したりするか、とも思ったのだけど、どうやら気温が高く、かつ突然の大雨の恐れ有り、という予報だったので、レオナルドとミケランジェロ展と連動して入場料が割引になるアルチンボルド展に行ってみることにした。


西洋美術館は上野駅からすぐなのでたとえ雨に遭っても大丈夫、と思ったけど、降っていたのはちょうど中にいる間だけだった。
 

 
 
アルチンボルドの寄せ絵は以前も目にしたことはあったけれど、「変わった、面白い絵」という印象しか持っていなかったので、その美術史上の意味がわかる展示は期待以上にためになるものだった。

会場の入口には自分の顔をアルチンボルド風にして見せてくれる装置があったりして面白かった。
    


ミロンガこそ行けなかったけど、月初と月末にはケンリリ師匠のレッスンに顔を出すことができたから、そこそこよい8月になったということにしよう。